井上達夫氏から一斉メールが送られてきたが、脱属国の
ための憲法改正の必要性を訴えている。
左右を問わない日本人の米国信仰が、対米軍事属国化と
「無法な軍事国家化」を招いていると。
憲法9条こそが危ないというのもよく分かる。
井上氏は全くニヒリズムに陥っていないので凄い。
今の政治状況では、参院選で安倍政権が勝った方がいい
のかもしれない。
憲法改正が現実味を帯びて来なければ、国民は思考停止
したままだろう。
野党が自ら憲法改正を言い出すとはとても思えない。
15%くらいの支持率があった立憲民主党は今や5%まで
落ちていて、3分の2の保守層を逃がしている。
もちろん立憲民主党が左翼化したからだ。
自分では分からないのだろうが、左翼化している。
国民は「公」より「私」、目の前の小文字の政治にしか
関心がないという分析は昔からあった。
消費税とか、社会保障とか、最低賃金とか、子育てとか、
学校無償化とか、身近な政治ネタ(小文字の政治)に
しか国民は関心がないと判断される。
憲法とか、皇統とか、外交とか、大文字の政治は生活に
関係がないと、ポピュリズムの政治家には判断される。
だが、果たしてそうなんだろうか?
漠然と、あくまでも漠然と、国家ビジョン(大文字の政治)
に関する政党の態度が、国民から見て、「頼りになる」か
「頼りにならない」かの判断基準になってしまうのでは
ないか?
保守とリベラルの意味すら、不明になっている現在では、
「頼りになる」「頼りにならない」の価値判断しか国民は
持っていないのかもしれない。
大文字の政治目標、国家ビジョンは、実はリベラルで
あってもいいのだが、それを訴える人物や政党が、
左翼体質であってはダメなのだ。
「偽善」に見えてしまう。
「頼りにならない」と見えてしまう。
この辺の按配をもっと考慮しなければ、安倍政権には
勝てないし、偽善リベラルは信頼されないのではない
だろうか?